双子とあたし。
あたしは数学のノートの端を破り、シャーペンを取り出してさっきあったことを簡潔にまとめて書いた。
それを四つおりにして、けいに顔は向けずに渡した。
―――…かすかに紙の開ける音が聞こえる。
「……。…えぇぇっ!」
けいの静かな…、だけど相当衝撃的にみえる声が後ろから響いてきた。
―――…いや、驚くよ普通。
あたしだって驚いたんだし。
―――…それからしばらく経って、けいからの返事がきた。
『すごいね!柳田君の心はあんたのものだよ!』
―――…そういう返事が欲しかったんじゃなくて…。
あたしは悩んで頭を抱えていると、けいの追加がきた。
『うちは、さきと彼氏がいうように二人は似合っていると思う。柳田君は優しいみたいだし、大切にしてくれるんじゃないかな?』
あたしは返事を書く。
『わかってるけど、あたし告白されたの初めてだから何て答えればいいかわかんないよっ!』
『柳田君を好きになるの?』
けいの厳しい質問…。
柳田君は優しいから、一緒にいればだんだん好きになっていく自信はある。
―――だけど…。
『悠太と悠斗に相談してもいいと思う?』
その手紙を渡すと、けいはあたしに聞こえるように呟いた。