恋の仔イヌ
一章 2007.7.10
「わぁ、寝坊しちゃった!!」

光(ルミネ)は勢いよく家から出る。

今日はタケルとの初デートなのに、なのにぃ!

昨日は何を着ていこうかな、と悩んだり、

デートが楽しみで、眠れなかった。



4月、初めて会ったとき、

タケルはとっっても優しかった。

あの岡田ジャパンの川島のように、強い腕でワタシを抱き締めてくれた。

体調が悪くて、友達もいないこんなワタシを、好きになってくれた。

タケル以外の男の人なんて知らないケド、

ワタシはタケルを愛している。+.*+


「行ってきまぁす」


見送ってくれる人はいない家だケド、

今は寂しくない。

ワタシは幸せだ。


___タケル、早く会いたいな。___



ワタシはとても有頂天だった。

この後、何が起きるかも知らずに・・・
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