スキ…だだそれだけ


あたしの家には誰もいなかった


お父さんは気付いたときにはもういなくて


お母さんは会っても何も言わずにお金だけくれた


すべてが嫌だった


あたしの見る世界には色がついてなくて、もちろんあたしの心にも色なんてなかった


まぁ、心があるのかどうかさえ不確かだったけれど…


そんなただの日常に色が注したのはあの日…






ーーーーお母さんがあたしを捨てた日だったーーーー





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