ねぇ、先生。



「…そっか。
何もないところだけど
上がっていきなよ」


「はい」


中に入ってみると、
シンプル…というより
殺風景な家だった。


「先生って一人暮らし
なんですか?」


「そうだよ」


だからかな?
こんなに寂しく感じるのは……。



< 53 / 361 >

この作品をシェア

pagetop