想い、果てるまで
「………寝てる……?」
「………」
腕と腕の間から見える紫波の顔は凄く整っていて、何だか見ているだけでどきどきしてしまう。
……ほんと、どうしたんだろ。
私は寝癖がついたままのふわふわの紫波の髪を触れてみる。
凄く柔らかくて、さらさらしていて、こいつ本当に男か?とか思う。
そしてそのままゆっくりと頭を撫でた。
こんなにも近くにいて、触れられる距離なのに、それ以上がない関係。
だけど、今だけは私が独占できる。
「………なぁ……、壽吏………」