想い、果てるまで
教室の前まで来ると、中から楽しそうな騒ぎ声が聞こえてきた。
「ただいまー」
「あ、おかえり壽吏」
帰ってきた私を、真那加は優しく迎えてくれる。
「どお?終わった?」
「うん。だいぶ。あ、先生が大体終わったら帰っていいって」
へーー…
でも皆頑張って残ってくれてるんだ。
私は嬉しくて教室の中を見渡す。
………--騒ぎたいだけか。
「はいはい、皆騒ぎたいならどっか公園で騒ぎなさい。用が無いなら帰る帰る!」
「えー!いいじゃんちょっとくらい」
「公園とか子供がいっぱい遊んでて、なんか俺ら邪魔じゃね?」
「ていうか公園で騒いだら近所迷惑だと思う!」
「五月蝿い!公園は誰でも騒ぐことができる素晴らしい公共施設なんだよ!むしろここで騒がれた方が迷惑だわ!」
私が怒鳴ると、皆は荷物を纏め渋々教室から出ていく。
「じゃーね!じゅりりん!」
「ばいばい新井さん!」
「じゃーな真那加ちゃん!とついでに新井」
去り際に皆が挨拶してくれるので、私も
「ばいばい」
と返した。