濡れた体温ごと奪って


結局その日は話しが平行線のまま、帰宅する事になった。


俺が今までして来た事を思うと納得出来なくて当然だよな。


自業自得だな。






紗耶。


時間はかかるかもしれねぇが…必ず解決するから待っててくれな。


俺は他の女でも誰でもなく、お前の事しか見てねぇから。


俺を信用して欲しい。


都合良すぎるな…俺。


でもな、またお前の信用を心底取り戻せる様に絶対になるから。


俺を見ていて欲しい。


誰よりも傍で、見ててくれ。



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