濡れた体温ごと奪って
一緒にいる女の人は安心したのか私の傍へ来ると『宜しくね』と満面の笑みを浮かべる。
先程とは違った笑顔…随分余裕そうな笑顔…。
私が…翔ちゃんに妹としてしか意識されてないから…?
ライバルにすら…ならないって事なんだね…。
三人でエレベーターに乗り込み五階へ着くと、私は二人の後ろからとぼとぼ着いて行く。
翔ちゃん…今からその人と…部屋で…抱き合うんだね…。
朝まで…ずっと…?
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