濡れた体温ごと奪って


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ガバッと起き上がり辺りを見回すと、いつもと変わらない風景にほっと胸を撫で下ろした。


…さっきのは、夢だったんだ。


…体が凄く汗ばんでる。


中学の時の事が…夢に出て来るなんて…気分悪いな…。


中年男の顔も、言葉も何一つ変わらないあの時の光景だった…。


…気持ち悪い。



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