【完】禁断の恋〜好きと気づくとき〜
「動揺丸出し」



むっかああああああー!!


「もう! 私に関わらないでよ、佳祐の馬鹿!」



ただのいとこなのに…。



なんで必要以上に私に構うの?



正直、佳祐がわからない。



「待ってよ菜摘ー」




速歩きで歩く私の後を、パタパタと慌てて追いかけてくる鈴香。



私は一旦止まって、勢い良く振り返った。



佳祐がついてきてないのを確認すると、私は鈴香を見据え、口を開いた。




「私と佳祐はね、実は…」
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