【完】禁断の恋〜好きと気づくとき〜
佳祐は挑発的な笑顔を私に向けた。



「…サボる」



気づいたら私は、そう答えていた。



なんでだろう。



もっと佳祐と一緒にいたいから?


それとも、ただ単に授業を受けたくないだけ…?



自分のことなのに、よくわからない。



こんなの初めてだ。



「菜摘、屋上行かない?」



佳祐の“菜摘”と呼ぶ声がとても新鮮に感じた。



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