【完】禁断の恋〜好きと気づくとき〜
「大橋か?」



私の頭上で、低くよく通る男の人の声がした。



「先生…」



どうしてこんなところにいるんだろう。



もう仕事終わったのかな。


「今日は大丈夫だったか?」



そう言って先生は、さりげなく私の隣に腰を下ろした。



私は先生の横顔を見つめた。



やっぱり、いつ見てもかっこいい…。



「私は全然大丈夫でしたよ。でも佳祐が…」



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