【完】禁断の恋〜好きと気づくとき〜
「用、ないなら行くけど?」



8ヶ月前までとは違う、心まで凍りついてしまいそうな一輝の冷たい口調。



「…………っ…」



私は……



私は………



別れたいよ…。



「別れよう…」



私は思い切って切り出した。



私は俯いて、一輝の返事を待った。



言っちゃった…



言っちゃったよ……。



もう、終わりだ。



一輝のことだから、「わかった」って言いそうだったのに…



一輝から返ってきた返事は…。

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