AVENTURE -君の名前を教えて-
朝食後、トランの用事がすむのを待って、一緒に街へと出かけた。
街には様々な建物がひしめき合っていて、だけどどこかエキゾチックな感じで、やっぱり素敵だなぁ、と、目を輝かせながらあたりをきょろきょろ見ながら歩いていた。

「せっかくこの国に来てもらったんだもの。観光チックなこともしなきゃ損!ってことでー」

はい!とトランに連れてこられたのは真っ白い建物だった。
表の看板に何か書いてあるが、それは残念ながら読むことができなかった。

「えっと…?」

なんのお店かわからなかったのだが、トランに腕をぐいぐいっと引っ張られ、そのまま中へとはいって行った。




< 126 / 242 >

この作品をシェア

pagetop