ツインズ~あなたと出会って~
何日かたって私は完治した。
結局、イチヤはそれから性病のことには触れてこなかった。
1つの壁を乗り越えた私達はさらに愛が深まり、イチヤは子供がほしいと言うほどだった。
『テン、聞いて!!ユウな、めっっっっっちゃ幸せやねん(笑)』
『何あんた!!ムカつく(笑)』
『こんなに幸せでいいんかなぁって・・・』
『ええねん!!ユウは今まで良い恋愛してないし、辛い想いいっぱいしてきたんやから
幸せになって当たり前なんやで!!』
『でも幸せ過ぎて、この幸せ以上の不幸が待ってそうで怖いねん・・・』
私は、イチヤと付き合う前に何人かと付き合った人がいたけど、全てだまされたりとかで裏切られてきた。だから、このあまりにも幸せ過ぎる毎日が不安で仕方なかった。
その不安は徐々に実現していくことになる。