ツインズ~あなたと出会って~

1時間待っても、2時間待っても帰ってこない。
電話をしてみたが出ない。

『はぁ・・・』

私はいろいろ考えた。
付き合い始めた頃を思い出して涙があふれた。

もう、前のようには戻れないのかなぁ。
私が変わればイチヤは前のように戻ってくれるのかなぁ。
どうしよう・・・どうすればいい?・・・

もうダメなのかなぁ・・・

朝まで考えた。
そして、私はイチヤにメールを送り試した。

『もう別れよかぁ。ユウ、疲れた。お互いの為にもきっと別れたほうがいいんやと思う。今までありがとう。』

私の携帯がすぐになった。
イチヤからメールだ。

『お前がそうしたいんやったらええで。こちらこそ今までありがとう。』

『・・・』

悲しさから一気に怒りに変わった。

『何それ!?結局別れたかったんやろ?ユウから別れ話するの待ってたんやろ?めっちゃムカツク!!もう家に帰ってこんといてな。バイバイ』

その後、イチヤから連絡はなかった。
私は、怒り狂い一睡も出来ず起きていた。

ピンポ~ン♪♪♪

朝の9時。
イチヤだ・・・




< 38 / 85 >

この作品をシェア

pagetop