狼クン達のオリの中【完】
怒りで震えるあたしを見て、薫は唇に手を当てて何かを考え、そして言った。



「いいよ?
ただし・・・・」



薫はこっそりあたしに耳打ちして、お金を握らせた。



「頼んだからね~?」



ヒラヒラ手を振る薫を見つめ、開いた手の中に発見したのは、100円玉。



「ふ・・・ふざけんな!!
バカ薫ー!!!」



「100円でそんな事頼むなー!!!」



あたしの声は、廊下にむなしくこだました。

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