俺様ケータイ


立ち上がった私は呆気にとられた。


「え、オレンジジュース」


「子どもじゃん」


「なに!!??」


すると男子は私の顔を手を当てようとした。

と思ったら、私の顔の横にある自販機のボタンを押した。


ガコンッ


「ほれ」


渡されたのは私が欲しかったオレンジジュース。


「ありがとう」


手を伸ばすとそれをすり抜けて

彼は私の頬に冷たいペットボトルを当てた。



「ひゃっ」


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