俺様ケータイ


私はかがみこみ、

自販機の下を見つめた。

暗くて埃っぽい空間に50円玉の姿を見つけるのは困難だ。


すると、どこかの男子がしゃがみ込んだ私の上から

投入口にお金を入れた。


なぬ!?割り込みだと!?


彼はつんとした声で言った。


「何買うん?」


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