進路希望はお嫁さん!
許してあげようって。




「莉魅は本当に、いつもずるいよ」





未来はそう言いながら泣いた。






未来の頭を撫でる。





「これからも俺、諦めないから、莉魅のこと」




「え?」




「あいつになんか渡さないからさ、これからは一人の男として莉魅に積極的になる」





未来はそう言って可愛い顔をくしゃっとさせて笑った。







えーと、これは?







何か色々これからありそうな予感・・・







カーカーカー







カラスが無駄に
何かを知らせるかのように鳴いた。








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