進路希望はお嫁さん!
そんなことを一週間ずっと思い続けてきた。



けれどもう前を向かなきゃ。



お父さんをひいた犯人は許せないけど、私が前に進まなきゃ天国のお父さんが悲しむ。



家事はまえからやっていたしこれから順調に一人でやっていけそうだ。



けれど高校三年生になった私には進路という問題があったのだ。




「ってああ!」



考え事をしながら洗濯物を外で干していたため、洗濯物を落としてしまった。



ここは二階。
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