進路希望はお嫁さん!
「まあまあ、莉魅は俺のこと好き?」



いきなり話を振られる。



久雨王子は整った綺麗な顔を私に向けながら聞いてくる。



ずるい、この人。



自分がどれだけかっこいいかわかってる。



世界中の女はこれで一ころだ。



「まだ久雨王子とは会ったばかりですから、好きとかはわかりません」


「じゃあ、俺にもチャンスはあるってことだよね~」



まあ、そうなるわけだ。



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