七夕の流れ星に願いを
第1章★彡
「みんなはさ、七夕の天の川伝説って知ってる?」


私、花垣南海、15才の高校1年生。


ついこの間、この青柳学園高校に入学したばかり。


クラスは1-Gで、見た感じとても面白そうなクラス。


「知ってるけど…どうして…?」
「あれ、凄く良いお話だよねっ」
「そっ…そう…だねぇ…」


牧谷弥生、16才の高校1年生。


私と同じクラス。


「七夕の天の川伝説って…織姫と彦星のやつ?」


梶瀬里穂、15才の高校1年生。


やはり弥生同様、同じクラス。


この3人が仲良かった。


私達は、数日前にあった入学式で知り合ったばかり。


でも席が3人とも近いせいか、すぐに仲良くなった。


私は神話とか伝説が好きで、特に七夕の天の川伝説が好きだった。


「ねぇ七夕の日はさ、みんなで遊ばない?」
「でも…テスト近いよ?」


どうやら弥生は特待生らしい。


そんな噂がちょこちょこと流れていた。


「いや、その日はテスト最終日だぜ」
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