七夕の流れ星に願いを

「席に座らんかい!!真田!!」


竹刀を持って仁王立ちしていろのは１-Ｇのクラス担任・上杉慎二。


この学年一、いや、この学園一恐いと言われている教師だ。


「もう予鈴鳴ってるだろうが!!とっとと座らんかい!!」
「…うへぇ…」


あんなにいつも元気でおしゃべりな真田も上杉の手にかかるとこの通り。


あの鬼教師に歯向かったら生きては帰って来れないだろうと言われいる。


だからどんな生徒でもこの先生の言う事なら聞かざるを得ない。


「委員長…と言いたいところなのだがこのクラスにはまだ委員長がいない。ちなみに誰かやりたいって人はいるか?」
「はいっはいっはぁい!俺、やりますっ!」