亡命酸欠少女



「お前、なんでそんなに
  キスが好きなんだ?」


男が物足りなさそうな瞳をして言う。

「.................」


そう、この男には話していないから。



私の酸欠依存症の事。



どうせこの関係も
すぐ終わるのだから。

話しても気味悪がられて
相手にもして貰えないだろうから。


自分でもわからないのだ・・・


どうして酸欠に快感を覚えるのか?―――


「ンッ........」

「ャッ......ッ..........」


しばらく黙っていると
彼がまた愛撫をし始めた。

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