涙の宝器~異空間前編
ケースを手に取りタケシの元に降りた。
開けてみると、分厚い本が一つとペンが一本入っていた。
「なんだこれ?」
「さぁー」
本を開くと文字がたくさん載っていた。
それは小学生の頃によくやっていた漢字ドリルのように、薄い下書きの漢字で書き順などを上書きするような内容だった。
それを見た俺は面倒臭い感覚になり本を閉じた。
「ただの勉強道具だよ」
「でもこれ日本語じゃない?
わざわざあんな所にあるってことは、きっと何かに役立つと思う」
「これがかぁ…?」