涙の宝器~異空間前編
会場の歓声は最高潮に高まった!
いま俺たちはこいつらの商品でしかない。
見下しやがって!!
それにしても酷い体だ。
これじゃゴールまですら走れないかもしれない。
実はあの時、俺はバリアに弾きまくられたが、その度の痛みを全く感じていなかった。
自分でもよく分からないが、あの緑の玉が関係しているのかも。
見た目は重傷なのに、神経がそれに反応していないようだ。
まるで、あの時の俺は全身麻酔でもしていたかのようだった。