涙の宝器~異空間前編
本大会、あるひと時−−−
俺は本大会、冬の最終日に凄まじい力を手に入れていた。
宮辺原哲章の気配は全く感じなくなっていた。
その時だった。
キーンとした頭痛が俺を襲った。
その頭痛はアイスクリームを食べてる最中のあのキーンとくるものと似ていた。
俺は超音波のようなものからくる感じを察知して、その方角に目をやると人が見えた。
遠方など細かく見えるはずはないと思うだろうが、この時の俺の視力は両目とも十・○だった。