涙の宝器~異空間前編
体は少し大きくなり、首は二つになっていた。
わずかな命で合体したためか、最初ほどの強さは感じられない。
でも勝ち目はきっとない…
ケロベロスは私に向かって飛び込んできた!
「きゃっ!!」
ケロベロスが吹き飛ぶ!!
とっさに仮面男が殴り飛ばした。
倒れたケロベロスはすぐさま起き上がる。
涼を担いでいた仮面男は、涼をそっと下ろして言った。
「今のうちに彼と異次元に逃げるんだ!!」
「えっ?
あなたはどうするんですか!?」
「いいから早く行け!!!」