涙の宝器~異空間前編
どこからともなく数人の男がやってきた。
「やだ!!放して!!!やめてっ」
男たちは 無理矢理に私を涼から放そうとする。
それでも粘る私に、男たちは暴力を振るってきた。
「痛いっ!!」
私は泣き叫んだ。
急に暴力が止んだ………
私は痛みを堪えながら顔を上げた。
「えっ!?」
そこにはあの運転手が立っていた………
「大丈夫かね?」
「どうしてここに!?」
運転手は男たちを強く睨んだ。
男たちは運転手のオーラに足がすくんでいた。
「たずぅけてぇ…」