Re:
そのまま

チュウは教室に戻らず

屋上に向かった


僕もその後をついて



屋上のいつもの位置に腰を下ろして並んで座る

「…アツム、教室に戻らなくて良いのか?」

チュウは僕に顔を向けることなく聞いてきた。

「…行きたく、ない」

自分でも驚くほどに

素直な気持ちを言葉にしていた

「……そっか」



「明日から、期末テストだなぁ」

「うん…」

「冬休みもあと少しだ」

「………」

「アツム、テスト勉強しなくていいのか?」

「…チュウこそ」

「あー、オレはいっつも赤点ギリギリだから諦め。」

苦笑いしながら答えるチュウ

「僕も、そんなとこ」



ポツリ、ポツリ

チュウとの会話が続いていく
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