Re:
「…んで…」

心臓が

「なんで…こんなことするの…?」

頭が

「僕、みんなに何かした…?」

お腹が痛い

僕の口から今まで聞きたくて聞けなかった言葉が出ていた


「うわっ!こいつ、泣いてるぜ?」

大袈裟に、アシダ君は驚いたように言う

「バッカじゃねー?」

サカイ君はゲラゲラ笑いながら

「これ位で泣くなよ、まるで俺等が悪いみたいじゃねーか。」

ゴミで一杯になった僕の鞄を胸に押し当てて



「お前が俺等に何かしたわけじゃねーよ、フジワラ」

クラモト君は僕の胸ぐらを掴み、耳元で言う


「お前が生きてるだけで、俺等と一緒の空間にいるだけでムカツクんだよ。」


「何もしてないのに他人をムカつかせるお前の存在自体が悪いんだよ」



そう言って

僕のお腹を一度だけ膝蹴りして

スッキリしたように教室を出て行った

「今からどこ行く?」

「あー、俺ゲームショップ行きてえ」

そんな、高校生らしい会話をしながら。
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