Re:

冬休み

「お前はオレの家でバイトをするんだ。」

チュウは一言だけ付け加えて言った。

「…………」

ズルズルと、引きずられるようにチュウに腕を掴まれたまま

少しの生徒が残ってる学校を後にして

自宅とは別方向に歩いていた。

「それで、だ」

「アツムは今日からオレん家で寝泊まりだ。」

「……………」


正直どうでもいい

僕に構わないでよ、チュウ

僕は今すぐにでも死にたいんだ。


チュウが僕に言う言葉をぼんやりと考えながら

フラフラと歩道から車道に向かおうとする。

だけど

チュウはしっかりと僕の腕を掴んでいるからそれがかなわない。




…なんで、僕を死なせてくれないの?
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