(続編)極妻真子17才 〜銀ちゃんに寵愛されてます

マサside

目の前にいる真子さんがあまりにも痛々しくて、




思わず抱き締めたくなる思いを止めた。




昨日組長から電話を貰った。




組長は泣きながら、【俺はもうどうしていいのか分からない。


真子は俺といたら不幸になるばかりなのに、


真子を手放す事が出来ない。


真子は記憶をなくし、5才の女の子に戻ってしまった。


5才の真子が俺に会いたがっているが、


今の俺じゃまだ真子に会えない。


今は真子の記憶が戻らないほうがいいと思ってる。


明日は真子の検査だが、

俺はどうしてもはずせれない仕事がある。


マサ悪いが真子の側にいてやってほしい。


おまえの気持ちは分かってる、


ても真子だけは渡せない。

真子がマサを選べば、それは仕方ないと思ってる。


マサ勝手な事ばかり言ってすまないが、


真子を頼む。】




俺は承知しましたとしか返事が出来なかった。




こんな弱気な組長は初めてだったから。









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