(続編)極妻真子17才 〜銀ちゃんに寵愛されてます
中川さんの車はジープだった。




なんかガタガタするし、冷房なんかついてなくて、兎に角乗り心地が悪い。



私の顔がよほど不安そうだったのか、『真子さん大丈夫。



昔の車なんて、みんなこんなもんだったよ。



真子さんはベンツに乗りなれてるから、きついと思うけど、この車もなかなかだよ。



僕は気にいってるんだ。」




自分の愛車を語る中川さんは、やっぱり少年のようだった。




目を輝かせ楽しそうに話す中川さん。




なんだか可愛いく思えてしまう。




『真子さん着きましたよ、さぁ行きましょう。』




このお店来たかったんだよね、私の好きなブランドの服がある。




しかも値段が安い。




楽しい雑貨も沢山あるんだよね。




『真子さんの目が輝きましたね。でも今日は買い物はしませんよ。



今日はあくまでも、仕事に来た訳ですから。』





中川さんは私の胸の中を、全てお見通しだ。




恥ずかしい。










< 26 / 220 >

この作品をシェア

pagetop