るーむしぇあ







フォークとナイフで、

無惨な姿になる鶏さん。


いや、もともと無惨な姿か。



「おいしー。4丁目のレストランのより美味しいよこれっ

雫も中村くんもすごいね!

いますぐシェフになったほうがいい。」



等々、さっきから繰り返し言う美優。


はい、私はオーブンと格闘してドキドキして、

その後トマトを切る時に血を流しただけですけど。




「ありがと。まぁ…」


真向かいで料理を口にしている中村くんが私を見る。


「雫はオーブンを……」


「ぎゃーーーーっ!!!」

何を言ってるんだ中村くんっ


「雫うるさーい。

オーブン…が?」


「オーブン…を唸らせて…」

「ぎゃーぎゃーぎゃーっ!

中村くん少し黙って下さい!」


今日ちょっと、いやかなりsすぎるよ彼!



「もうもうもうもうっ。」


「雫、牛みたい」

「可愛いね。」


と、美優と中村くん。

って可愛いって!!?



ぼぼぼぼぼ/////

また体温が急上昇していくのがわかった。



「あ、雫…また?」


ニヤリ、笑う中村くん。


その他2人は不思議そうな顔。





………もう、完全ノックダウンです。



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