白いジャージ6 ~先生と愛のキセキ~




抱きしめてもらえなくても、ちゃんと愛を感じていたんだよ。



先生のありったけの愛、ちゃんと届いてたんだよ。




だから、乗り越えることができた。






「お前が俺のことばっかり見つめるからぁ」



「だって、好きなんだもん」



「うん。伝わってたよ」






先生は手を伸ばしてカーテンを開けた。



あの頃と同じ。


月が優しく私達を見守ってくれていた。








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