しあわせ色の恋~想いよ、永遠に~
「うおっ!!」
私は、壮吾の背中にギュッと抱きついた。
突然の事に、壮吾がバランスを崩す。
「おまっ、いきなり何す――」
「大好き!!」
「はっ?」
「壮吾、大好き!! めっちゃ好き」
こんなに私を大胆にさせる壮吾は、本当にすごい。
大勢の生徒が見ている廊下のど真ん中だというのに、恥ずかしいという気持より、壮吾に今すぐ気持ちを伝えたいという思いの方が上回った。
ギュッと背中に抱きついて。
私の腕を、壮吾がぎゅっと握ってくれる。
私との為に、手を出さないと言った壮吾。
犯人をすぐに見つけてくれると言ったコウ先輩。
相変わらず素っ気ないけど、少しずつ心を開いてきているレオくん。
日和、私って、本当に幸せ者だよね。
こんな素敵な仲間に囲まれて。
入学式の日。
もしも、日和が私に話しかけてくれていなかったら、こんな素敵な仲間たちと仲良くなれることはなかったんだよね。
壮吾やコウ先輩。
それに、レオくん。
日和のおかげで、どんな困難にも負けない、強い心を得ることができた。