しあわせ色の恋~想いよ、永遠に~


私の肩に腕を回す壮吾は、グイッと、レオくんの肩にも腕を回していた。


バランスを崩したレオくんは、よろっとわ達に近づく。


「悪いな。これが、俺達だからさ」


眉間にしわを寄せ、涙をこらえている彼女に向かって、壮吾が悪戯に笑う。


「ちょっとやそっとの事じゃ、俺たちはバラバラにできないよ。絆が他と違うからな」


5人で肩を組んで、頬笑みあう。


そんなわ達を見て、彼女がふわりとこちらに視線を向けた。


罰が悪そうに眉を寄せて、口をへの字に曲げている。



「……知らなかった」


力のない声だ。


「この件で、気持ちがバラバラになるものだと思ってたのに、全然、通用しないんだね。知らなかった。これが、ホントの友情とか、愛ってものなのかな」


本当の友情。

本当の恋愛。


「ごめん……」


......下川さん。


「何の努力もしてないとか言ってごめん。いいよ。このこと、みんなに言って。レオくんに近づくために、私がしたことだって。私にムカついたでしょ? いいよ、仕返しして」


力のない彼女の声は、図書室の絨毯に吸収されて、殆ど私の鼓膜は刺激されなかった。


フラフラとした足取りで、図書室を出て行こうする彼女。



「待って!!」



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