終止符。
ギィ…


ドアをそっと開けた。


「か、傘持ってないの?」


「あ、はい…」


「一緒に入る?君なら送って行ってもいいんだけどな…。それにしても突然降ってきたよねぇ。傘持ってて良かったよ。ハハハ!」


「はぁ…?」


突然何なんだ?この男は…。

と、思っていたのが顔に出ていたようだ。

男は慌てた様子で、

「やっ、そんな俺は全然怪しくないしさ」


そんな事言われても十分怪しい。


男は頬を指でかきながら、言う。


「…えっとね、うーん、ホラ。……え、援助交際とかしない?」


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