Last Sound
「まあともかくさ、波瑠斗」
「なんだよ?」
「絶対明日、成功させろよな。
俺があんだけ協力してやったんだから」
拓馬は俺に背を向けて呟く。
青春ドラマみたいだ、と思いながら
「あたりめーだ。
ちゃんと1番前で見てろよ」
と、答える。
ああ、拓馬が女だったら良かったのに。
そしたら絶対に惚れてたな、うん。
「悪かったな、男で」
「え?!なんで?!」
「んな驚くことねーだろ。
3年も一緒にいるんだ、分かるよ、お前が考えてることくらい」
なに?!
拓馬に俺の考えが見透かされているなんてことが起こったのか!
「うわぁ…サイアクだ。
信じらんねー…」
「なんだよ!その反応!
そんなに悔しいのか?!」
「…別にー…」
俺たちは教室でクラスのみんが頑張ってることも忘れて、図書室ではしゃいでいたのだった。