真珠
次の日、病院を出た…。


麻友の実家に優君と一緒に帰った。


自分が殺してしまった…。


涙しか出ない…。



優君は「麻友と同じ辛さをどうしたら味わえる?」って聞いて来る…。



でも優君は麻友を責めない…それが余計辛くて泣く事しか出来なかった…。



優君は何気に、部屋に飾ってあった木彫りの置物を手にした。



次の瞬間、自分の手の甲をガンガン叩き出した…。


凄い力で…皮は捲れ血が出て来た。



「止めて!」



優君を必死で止めた。



凄く腫れあがって血もたくさん出てた…。



二人共、悲しいのは同じだった…。



< 23 / 28 >

この作品をシェア

pagetop