シャーペンと君とあたし



「……しゅん?」


弱々しい声が口から漏れる。



どこにいるの?

もしかして…帰っちゃった?



ちょっと、やめてよぉ…


こんなトコに置いてかないでよ…


1人に…しないでよぉ…




涙腺が緩んで、瞳に涙が溜まってくる。


足もガクガクと震える。










「──…っ?!」


なっ、なに?


暗闇の中でいきなり腕を掴まれ
声にならない叫びをあげる。



次の瞬間


パチッという音と共に部屋が明るくなる。



.
< 109 / 309 >

この作品をシェア

pagetop