シャーペンと君とあたし



会話がないことなんて

気にならないくらい穏やかな空間。




そうだっ!

俊に聞きたいことあったんだっ!


「ねっ、交流会の班どーだった?」

「俺ら5人と田端。」


田端って、美奈じゃん!

「まじ?よかったーっ!」


美奈は蒼の次に信頼できるんだっ

ちょぉ〜っと小悪魔な所があるんだけど
友情にはすっごく厚いやつ!





あっという間に

あたしの家の前に自転車が停まる。


「あっ、ありがとねっ!」


もう着いちゃったんだ…

40分は掛かってるはずなんだけど…
なんか早い。あっと言う間。


虚しいけど、チャリから降りる。



「おい、かばん。」


< 125 / 309 >

この作品をシェア

pagetop