シャーペンと君とあたし



「ねぇ。」

さっきまで大人しかった蒼が口を開く。


美奈とはしゃぎまくってたから
気付かなかったけど

なんとな〜く真剣な顔してるよーな?




「ん?」


上がりきったテンションを蒼に合わせて
なるべく押さえながら聞き返す。



「鈴と俊だけ居なかったのよね。
この前…ほら、班決めしたとき。

……それ、関係あるんじゃない?」




ドッキーン!



蒼のドストレートな言葉に心臓が跳ねる。

冷や汗なんかも出てきてたりして。

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