シャーペンと君とあたし



こんな時でも頭に浮かぶのは

悔しいけど、やっぱり俊で─…



「ごめんなさい。」



──… たまらなく会いたくなる。





ペコっと軽く頭を下げて

一目散に走り出す。

















黒澤なんて、見向きもせずに。


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