シャーペンと君とあたし



『やっぱり。』




「え?何か言いました?」

「いや?……これ返すよ。」


黒澤から小瓶を受け取る。


用件はこれで済んだんだよねぇ?
もう帰っていいのかな?



「で、こっからが本題。」

「えっ?」

まだあんの?



「鈴乃ちゃんが好きなんだ。
俺と付き合って下さい。」


「…はっ?!」

嘘でしょ?


「だめかな?」

うん。だって会ったばっかじゃん。




それに…

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