シャーペンと君とあたし
実はちょっと予想済み。
蒼ママと食事。ってなると、だいたい焼き肉かしゃぶしゃぶなんだもん。
「全然大丈夫っ!」
むしろ大歓迎だよっ!
ニカッと力いっぱい笑ってみせる。
食べすぎ上等!
好きな人がいるわけじゃないしねっ!
いや、好きな人はいるんだけど。ね…
「じゃ、そろそろ行くわよ。予約しちゃったみたいだから。」
えっ?まじ?
蒼ママ、やること早いな〜
まっ。昔から変わらないかっ!
放り投げてたカバンを引っ付かんで、蒼と一緒に部屋を出た。