シャーペンと君とあたし


あ。やばい。

この瞳、はじめてシャーペン貸した時と似てる。



頭の中から除外しよーとしても、



俊の顔が

俊の言葉が、声が


スカルプチャーオムの香りが…



俊と過ごした日々が鮮明に浮かんでくる。



あの頃に戻ったみたいに。





─…俊が、ここにいるみたいに




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