シャーペンと君とあたし




とりあえず声はかけてみたけど


「おーっ!サンキュー!」

「置いといて〜」



俺には見向きもしない。


まぁ、予想はしてたけど。




「鈴乃っ!コッチコッチ!」


帰ってきた孝太も、
いつの間にか参加してる。


コイツらまじでバスケ馬鹿。




「鈴達バスケはじめちゃった?」


少し遅れてきた蒼が後ろから顔を覗かせる。


俺の視線は、蒼の手元でとまる。


─…カフェオレが2つ。






まさか、な?


.

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